

テレビ放送されるたびに話題になる映画「天空の城ラピュタ」
1986年8月2日に公開されてから、現在までたくさんの人に愛されているスタジオジブリ作品の代表作ですよね。
さて、そんなたくさんの人から愛されている作品ラピュタだからこそ、たくさんの都市伝説があります。
この記事では、映画「天空の城ラピュタ」の都市伝説まとめと、ラストのその後も調査しています。
ぜひ、映画を観る時の参考にしてみてくださいね。
天空の城ラピュタの都市伝説まとめ
では、さっそく天空の城ラピュタの噂されている都市伝説をまとめていきますね。
- 天空の城ラピュタのモデルとなった場所が存在する?
- 天空の城ラピュタの元ネタはラーマヤナ
- ラピュタ城のモチーフは「ガリバー旅行記」の浮島
- 飛行石は「沙漠の魔王」に登場した宝石が元ネタ
- ラピュタの呪文「バルス」の語源はトルコ語ではない?
- シータの本当の名前に隠された意味がある?
- ムスカも王位継承者?
- ラピュタ城からムスカが落ちるシーンがある?
- 未来少年コナンのレプカはムスカの末裔?
- シータはドーラの娘になる予定だった!?
- ドーラの息子たちの名前はフランス王の名前が元ネタ?
- ラピュタのロボットと巨神兵は同じ?
- ラピュタのロボットがルパンに出ていた?
- 天空の城ラピュタと不思議の海のナディアは同じ話?
すごい人気のあるラピュタは、たくさんの都市伝説が生まれています。
各都市伝説について
では、先ほど紹介した都市伝説の内容と本当なのかを検証していきます。
天空の城ラピュタのモデルとなった場所が存在する?

天空の城ラピュタに出てくる街並や、天空の城の古代遺跡を思わせる建物や風景はどこがモデルになっているのか気になりますよね。
ラピュタ制作前に宮崎駿監督が訪れたとされているのが
- イギリスのウェールズ
- カンボジアの遺跡
- ベンメリア遺跡
- ペルーの世界遺産・マチュピチュ
- フランスのモンサンミッシェル
などがあるそうです。
実際に画像を観ると分かりますが、例えばイギリスのウェールズのお城を観てみると

シータがムスカに捕まったお城に似ていますよね。
また、ベンメリア遺跡はこんな感じです。


そうなんです、その他の場所も雰囲気が似ているところがたくさんあります。
ただ、公式に発表があったわけではありませんが、天空の城ラピュタのモデルとなった場所が存在するという都市伝説は可能性が高いといえるのではないでしょうか。
すぐに紹介したところに行くのは難しいですが、画像と映画を比較すると楽しいですよ。
いつか機会があったら訪れてみたいものですね。
天空の城ラピュタの元ネタはラーマヤナ

この都市伝説は、天空の城ラピュタの元ネタとなったのがラーマヤナ物語ではないかと言われているものです。
ラーマヤナ物語は、宮崎駿監督がナウシカを作る前にラーマヤナを題材にした合作アニメの話があり本だけもらって読んだという情報がありました。
そして、映画の中で「ラーマヤナ」に似ている言葉が出てきているんです。

ムスカがラピュタからビームを打ちますよね?
その時のムスカのセリフは
旧約聖書にある、ソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ。ラーマヤーナでは、インドラの矢とも伝えているがね。
引用元:映画天空の城ラピュタ
確かに、ラーマヤナに似ている言葉なので、元ネタの可能性が高いです。

では、ラーマヤナ物語とはどんな話なのかを簡単に紹介していきますね。
ラーマヤナ物語とは、インドの昔話で王子・ラーマが魔王にさらわれたお姫様・シータを助けるために旅に出るという話です。
お姫様を助ける旅の途中で王子・ラーマは、猿の王国のいざこざを解決して、猿たちの助けを借りてお姫様・シータを無事に助け出すという物語になっています。

猿の一族がドーラ一家で、お姫様のシータはストーリーだけじゃなくて名前まで一緒なんだ!
そうなんです!
ストーリーの展開がラピュタとかなり似ています。
まとめると
- 宮崎駿監督が読んだことがあるという情報あり
- ストーリーが似ている
- シータの名前が一致
こちらの情報から、ラピュタの元ネタはラーマヤナ物語という都市伝説は本当の可能性が高いと思われます。
ラピュタ城のモチーフは「ガリバー旅行記」の浮島

この都市伝説は、空に浮かんでいるラピュタ城のモチーフとなったのが「ガリバー旅行記」の浮島ではないかというものです。
実は映画の中で、ガリバー旅行記という言葉が出てきているんです。
パズーが空から落ちてきたシータを助けた後の自宅での会話に
パズー:それ、父さんが飛行船から撮った写真なんだ。「ラピュタ」っていう、空に浮いている島だよ。
シータ:空に浮いている島?
パズー:うん。伝説って言われてたけど…ぼくの父さんは見たんだ。その時撮った写真なんだよ。ガリバー旅行記で、スウィフトがラピュタのこと書いてるけど、あれはただの空想なんだ。これは、父さんが書いた想像図。今はもう、誰も住んでない。宮殿に、たくさんの財宝が眠ってるんだって。…でも、誰も信じなかった。
引用元:映画天空の城ラピュタ
こんなセリフがありました。
「ガリバー旅行記」と言っているし、誰も住んでいないというのもラピュタ城に似ていますね。

実は、ガリバーは小人の国だけでなく巨人の国や日本など多くの国を訪れる話なのですが、その訪れた国の中に「空中都市 ラピュータ国」が出てきます。


そう、とても似ているんです。
ここで、宮崎駿監督は過去のインタビューの内容を紹介しますね。
宮崎駿監督は、ラピュタの映画を作っている時に空に浮いている宝島を登場させようと思いつき、ガリバー旅行記についてこんなコメントをしています。
企画書に「ガリバー旅行記・第三部」に出てくると書くと、それを読んだことのないオジサンたちが、何となく、ああ、そうか! と思うでしょ。説得力があるんですよ(笑)。
女房に電話して、百科事典を調べてもらったら、ラピュタという名前だと聞いて、ガッカリしましてね。これは良くない名前だなと思ったんだけど、ヤケクソで「ラピュタ」って題名にしちゃったんです!(笑)
引用元:ジブリのせかい
ここまで明確に宮崎駿監督が言っているので、ラピュタ城のモチーフはガリバー旅行記の浮島という都市伝説は本当と言っていいでしょう。

飛行石は「沙漠の魔王」に登場した宝石が元ネタ

この都市伝説は、ラピュタに出てくる飛行石は「沙漠の魔王」という漫画に出てくる宝石ではないかというものです。
沙漠の魔王の物語はアラジンと魔法のランプに似ていて、香木をたくと香炉から巨大な魔法が出現し、飛行石の力で空を飛んだり無限の力を発揮するというもの。

でも、この情報はどこから出たの?
どうやら、飛行石は砂漠の魔王に出てくる宝石であるという情報の出どころは、編集者・漫画原作者でWeb雑誌「電脳マヴォ」の発行者でもある竹熊健太郎さんという方のツイートのようです。
宮崎駿監督と対談をしたこともある竹熊さんのブログには
福島鉄次「沙漠の魔王」。宮崎が少年時代最も熱中した絵物語。「飛行石」のネタ元。
引用元:たけくまメモ
と書かれています。
また、砂漠の魔王は戦後直後に発売され、カラーページや異国情緒あふれる内容で宮崎駿監督だけでなく、たくさんの少年たちが熱狂したマンガだったそうです。
竹熊さんの沙漠の魔王は宮崎駿監督の愛読書だったという情報と、戦後に大ヒットしたマンガということを考えるとラピュタに出てくる飛行石は「沙漠の魔王」の宝石という都市伝説はかなり信憑性が高いと言えますね。
ラピュタの呪文「バルス」の語源はトルコ語?

天空の城ラピュタと言えば滅びの呪文「バルス」、ラピュタ語で閉じるという意味があります。

サーバーが落ちたサイトもあるって聞いたよ!
そうですね「バルス」パワーはすごいです!
さて、この「バルス」ですがトルコ語の「bans(バルシュ)=平和」なのではないかというのが有力な都市伝説とされています。
たしかに、トルコ語で平和と調べると「barış」と出てきて、発音はバルスに似ていました。

ただ、バルスはトルコ語の都市伝説とは違う説がファンの中ではささやかれています。
それが、諸星大二郎先生の「マッドメン」に出てくるピジン語ではないかという説です。

マンガの中で確かに「バルス」と書かれていますね。
これも先ほど飛行石で紹介した竹熊さんがツイートした内容となっていて、ブログでは宮崎駿監督との対談で2時間もマッドメンの話をしたと書かれています。
ピジン語でバルスとは、飛行機やハトという意味があるそうです。
実際に映画の中でもパズーが飛行機を作ったり、ハトを飼ったりしていましたよね。
もしかしたら、あの有名な「バルス」はマッドメンのピジン語の影響をかなり受けているのかもしれません。
ただ、バルスがトルコ語説、マッドメンのピジン語説、どちらに関しても制作側からの発表はないので可能性があるかもしれないという都市伝説になっています。
ちなみに、シータがおばあちゃんから教えてもらった呪文(おまじない)の「リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール」は映画の中で「我を助けよ。光よ甦れ」という意味で使われています。
ラピュタ語は特に深い意味などはないそうですが、ロマンアルバム 映画天空のラピュタGUIDEBOOK 復刻版で、ケルト語などを参考にしたと宮崎駿はコメントしています。
シータの名前に隠された意味がある?

ラピュタのヒロイン・シータには長い本当の名前があり、その名前には重要な意味が隠されているという都市伝説になります。
シータの本当の名前は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」
“ウル”は「王」、“トエル”は「真(まこと)」を意味していてい、ラピュタの正統な王位継承者・リュシータ王女であるという意味があります。
そうなると“リュシータ”が名前で、“ラピュタ”が名字という感じですかね。
このシータの長い名前や意味は、映画の中でムスカが言っていたので、知っている人も多いかもしれません。

そうですね、知っているとよりラピュタの映画を楽しめる豆知識の内容になっています。
ムスカの名前も王位継承者?

先ほどはシータの名前を紹介しましたが、ムスカにも長い本当の名前があり意味があります。
ムスカの本名は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」
シータと同じく“ウル”が入っているので「王」という意味が入っていて、“ロムスカ”が名前で、“ラピュタ”が名字ということになります。
ただ、王という意味が入っているのは間違いありませんが、“トエル”の「真(まこと)」の意味が入っていませんよね?

この“パロ”については、ギリシャ語ではないかという情報がありました。
ギリシャ語で“パロ”は「従属」という意味があるそうです。
従属とは
権力や威力のあるものに依存して、それにつき従うこと。
引用元:goo国語辞典
という意味になっています。
これをムスカの名前の“パロ”に当てはめると「王に依存してつき従う者」という意味になりますね。
ただ“パロ”についてはギリシャ語という明確な情報はないので、真実かどうかは分かりません。
もしかしたら、シータが呪文を伝える直属の王家、ムスカが科学的なことを伝える分家のように分かれた可能性があるので名前に“パロ”を使ったのかもしれないですね。
ラピュタ城からムスカが落ちるシーンがある?
シータとパズーが「バルス」を唱えた後、ラピュタ城が崩壊してロボットや瓦礫が海に落ちていきます。
その時に、ムスカが瓦礫と一緒に落ちていくシーンがあるというのが都市伝説になります。
画像を見てもらうと分かりやすいので紹介しますね。


そうなんです!画像を観ると分かりますが、確かに瓦礫の中に本当に小さくムスカの姿が確認できますね。
ということで、ラピュタ城からムスカが落下するシーンがあるという都市伝説は本当ということになります。
もし、映画で観る時は、ムスカが映るのはほんの一瞬になので一時停止して観るのがおすすめです。
未来少年コナンのレプカはムスカの末裔?

この都市伝説は、未来少年コナンに出てくるレプカというキャラクターがムスカの末裔であるという内容になっています。
ところで、未来少年コナンというアニメをご存知でしょうか?
宮崎駿監督が初監督を務めたアニメで、超磁力兵器によって世界が崩壊してしまった20年後が舞台。

そうですね、でもさらに驚くのがあらすじがラピュタにとても似ているんです。
未来少年コナンはどんなあらすじなのかというと、冷酷非情な指揮官・レプカはヒロイン・ラナを利用して世界征服をしようと企んでいて、それを阻止するのが主人公・コナンという話です。

そうなんです、とても似ていますよね。
さて、この都市伝説ですが「ジブリ ロマンアルバム 天空の城ラピュタ」という本の中で
- レプカはムスカの末裔
- 未来少年コナンは天空の城ラピュタの未来の話
このことが公式で発表されているそうです。
ということで、未来少年コナンのレプカはムスカの末裔という都市伝説は本当ということになります。
シータはドーラの娘になる予定だった!?

シータの飛行石を盗もうとしていた空賊「ドーラ一家」ですが、パズーやシータの思いに心を打たれ二人を助けることになります。
実はシータはドーラ一家のボス・ドーラの娘になる予定だったというのが都市伝説の内容になります。

容姿は確かに似ていませんね。
ただ、その名残が映画の中に残っていて、ドーラの部屋に若い頃のドーラの肖像画があるのですがシータのように美人です。
左上にある画像を観てみてください。

しかも「あたしの若い頃にそっくりだよ」というセリフもドーラが言っていて、シータはドーラの娘という設定だったのではと思わせます。

この都市伝説に関して、天空の城ラピュタの製作時に作ったスタッフの寄せ書きの中に「シータが年をとるとドーラになるのだ。宮崎さんがいったからホントの話だぞ!」と書いてありました。
ということで、シータがドーラの娘という設定だった都市伝説は本当という可能性が非常に高いと考えています。
ドーラの息子たちの名前はフランス王の名前が元ネタ?
この都市伝説は、ドーラの息子たちの名前がフランス王の名前が元ネタではないかという内容になります。
では、一人ずつドーラの息子の名前を確認していきましょう。
パズーの親方と強さの張り合いをしていたヒゲモジャが、長男のシャルルです。

実際に、1550年~1574年にシャルル9世というフランス国王がいました。
ちょび髭で「ママ、落ちるー!」と言っていて、シータにちょっかいを出していたのが次男のルイです。

こちらも、1754年~1793年にフランス国王となったルイ16世が実在しています。
「なんでも食う!」と言っていたそばかすがあるのが、三男のアンリです。

三男のアンリの名前も、1553年~1610年にフランス国王だったアンリ4世から取ったものだと考えられます。
ということで、ドーラの息子の名前はフランス王の名前という都市伝説は本当ということになります。

その人達もフランス王と関係がある名前なの?
残念ながら息子以外の子分は、ポルトガル、エジプト、中国、日本、セネガル出身という設定で、「カ」「キ」「ク」「ケ」「コ」という名前になっています。

ラピュタのロボットと巨神兵は同じ?

この都市伝説は、ラピュタに出てくるロボットと風の谷のナウシカに出てくる巨神兵は同じではないかという内容になっています。
確かにデザインは似ていますが、本来の目的が違います。
- ラピュタのロボットは守るロボット
- ナウシカの巨神兵は世界をリセットするロボット
ですよね。
さらに、ラピュタのロボットが3.5メートルなのに対して、ナウシカの巨神兵は75メートルほどあると言われています。
それぞれのロボットの目的の違い、大きさの違いを考えるとラピュタのロボットと巨神兵が同じという都市伝説は間違いの可能性が高いです。

そうなんです、ラピュタのロボットと巨神兵のデザインはとても似ています。
実は、どちらもエヴァンゲリオンの監督・庵野秀明さんがデザインしたものなんです。
どちらも庵野秀明監督が書いたのでデザインが似ていて、このような都市伝説が生まれたのかもしれませんね。
ラピュタのロボットがルパンに出ていた?
この都市伝説は、ラピュタのロボットがルパンに登場しているという内容になります。
ロボットが登場するのが、ラピュタより前に宮崎駿監督が作ったルパン三世の第2シリーズ「さらば愛しきルパンよ」の最終回になります。
ルパンに出てくるロボットは「ラムダ」という名前があって、町を破壊する兵器として登場しています。


そうなんです、ラピュタのロボットと同じデザインになっているんです。
ラピュタの制作当時、ロボットが同じデザインである理由について宮崎駿監督が、「ロボットとわかればいいので、新規にデザインする必要がなかった」という内容の発言をしていたという情報がありました。
なので、ルパンのロボットもラピュタのロボットもデザインが同じということになります。
ただ、ラピュタのロボットが自分で動いているのに対して、ルパンのロボットは操縦しないと動きません。
ということで、ラピュタのロボットがルパンに出いてたという都市伝説は、ロボットのデザインが一緒なのは本当でロボット自体は違うという結論になりました。
天空の城ラピュタとふしぎの海のナディアは同じ話?

この都市伝説は、天空の城ラピュタとふしぎの海のナディアは同じ話ではないかという内容です。
ふしぎの海のナディアは、謎の青い石を持ったヒロインが、盗賊に追われるシーンから始まり、とてもラピュタににているんです。

確かに似ていますよね。
実は、天空の城ラピュタもふしぎの海のナディアも「未来少年コナン」を元にして作られているからなのです!

未来少年コナンの放送が終わり、宮崎駿監督にNHKから続編「未来少年コナン2-海底世界一周-」の話がありました。
しかし、原案を提出した時点で一旦保留となります。
結局、未来少年コナン2の話はなくなり、宮崎駿監督は未来少年コナンを元ネタにして天空の城ラピュタを制作。
一方、NHKは天空の城ラピュタを観て海底世界一周の企画を再検討して、GAINAXに持ち込み「ふしぎの海のナディア」という作品が生まれました。

そうですね、元ネタが未来少年コナンなのでラピュタもナディアも宮崎駿監督が絡んでいることになりますね。
ということで、天空の城ラピュタとふしぎの海のナディアの話が同じという都市伝説は、元ネタが未来少年コナンなので似ているという結論になります。
天空の城ラピュタのラストのその後を調査
さて、ここまでたくさんの都市伝説を紹介してきましたが、もっとも謎とされているのが、天空の城ラピュタのラストシーンのその後が描かれてるという内容ではないでしょうか?
では、まず現在確認できるラストシーンについて観ていきましょう。
現在確認できるラストシーン
天空の城ラピュタののラストシーンは、「バルス」の呪文の後にラピュタ城が崩壊しますが、シータとパズーは無事に脱出!
ドーラ一家も無事に脱出してシータとパズーとの再開を喜び、それぞれ別れていき、ラピュタの木が空に浮かんでいるところにスタッフロールが流れるというものですよね。

しかし、都市伝説として噂されているのが、ラストシーンのその後のシータとパズーが描かれているという内容になっています。

そうなんです、これは現在確認できるエンディングとは違いますよね。
都市伝説の天空の城ラピュタのラストシーンのその後を調査
では、都市伝説として噂されているラストシーンのその後について紹介していきます。
結論から言うと、エンディングの別バージョンは放送されたけど、ラストシーンのその後が描かれているというわけではありませんでした。
どういうことかというと。
その後が描かれいていると言われているエンディングの内容は
- パズーとシータが抱き合っている
- シータが水牛を連れている
- 凧に乗っているパズーとシータ
- 飛行機に乗ってパズーがシータに会いに行く
このシーンにスタッフロールが流れているというものになります。

実は、このエンディングに流れていた画像を調査したところ、本編で流れていたものが3つありました。
パズーとシータが抱き合っている→バルスの前

シータが水牛を連れている→ポムじいさん会う前

凧に乗っているパズーとシータ→ラピュタ崩壊後

そして、本編で使われなかったイラストが1枚流れたようです。
飛行機に乗ってパズーがシータに会いに行く→「スタジオジブリ作品関連資料集I」の65ページ

画像を観ると分かるように、本編で使われた画像にスタッフロールが流れた別バージョンのエンディングがテレビ放送で使われました。
ただ、最後のイラストの絵がラストシーンのその後ではと思わせますよね。

確かにそうなのですが、ラピュタのラストシーンのその後については存在しないとジブリはコメントを発表しています。
ちなみに一部で「天空の城ラピュタ」に別のエンディングがあるという噂が流れているようですが、そういうことは一切ありません。
恐らく、アニメージュ文庫で出ている小説版に後日談がほんの少し書かれており、また、映画公開後に宮崎さんが描いたイラストには後日談を連想させる物があること(たとえば「スタジオジブリ作品関連資料集I」の65ページ掲載のイラスト。
パズーがオーニソプターに乗ってシータを訪問する様が描かれています。ちなみにこの「作品関連資料集」シリーズも、マニアックな指向性のある方には大変面白い本です、とPR)などから膨らんだ想像が、いつのまにかそういう噂になったのでしょう。
引用元:ジブリ日誌

これについては、実はテレビ放送された別バージョンのエンディングは日テレが制作したもので、ジブリが制作していないためこのようなコメントになったようです。

そうなんだ!
それで、小説に書いてある後日談ってどんな内容なの?
小説に書いてある公式に発表になっている後日談は、ラピュタが崩壊してから半年間、パズーとシータは一緒に暮らしますがシータは故郷に帰ってしまいます。
そして、ラストはシータがパズーからの手紙を読むシーンで終わります。
手紙には、パズーが作っていた飛行機「オーニソプター」がそろそろ完成すること、近いうちにシータに会いに行くことが書かれているもの。
小説のラストシーンを観る限り、日テレが制作したエンディングで流れたイラストを想像させる内容になっています。
ということで、都市伝説である「天空の城ラピュタのラストシーンのその後」については、別のエンディングがテレビで流れたのは本当でしたが、その後が描かれているものではありませんでした。
パズーとシータのその後は、小説に書かれている
- 半年間は一緒に暮らしたが、シータは故郷へ帰った
- 故郷に帰ったシータにパズーは手紙を送り、会いに行く約束をする
という内容になっています。
放送されるたびに、サーバーが落ちるほどの人気の映画「天空の城ラピュタ」なので、別バージョンのエンディングと小説の内容がリンクしてこのような都市伝説が生まれたのではないかと思います。

さて、ここまで映画「天空の城ラピュタ」のその後のラストシーンについて紹介していきましたが、ジブリにはまだまだラストシーンに謎がある作品があるんです。
ラピュタと同じくその後のラストシーンがあるとされているのが映画「千と千尋の神隠し」です。
千と千尋の神隠しのラストシーンといえば、千尋が豚になった両親を助け出し、現実世界に戻っていくというものですよね。
しかし、このラストシーンの後に千尋とハクがどうなったのかが描かれているシーンがあるという都市伝説があるんです。
果たして、千と千尋の神隠しのラストシーンのその後の話は本当に存在するのか、こちらの記事で解明していますのでぜひ見てみてくださいね。
そして、不思議なおばけと出逢いかわいい姉妹が成長していく心温まる映画「となりのトトロ」
実は、となりのトトロにはサツキとメイはラストで亡くなっているという都市伝説があります。
サツキとメイの死亡説は本当なのか、またその他の怖い都市伝説に関してもこちらの記事で真相を解明しているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
他にも、映画「魔女の他急便」は幻のラストシーンではなく、ラストが変更されたという噂があります。
本来のラストシーンはどんなものだったのか、なぜ変更されることになったのか調査した記事はこちらになります。
【魔女の他急便内部リンク予定】
人間だったのに豚になってしまったポルコが主人公の映画「紅の豚」に関してはラストシーンだけでなく、実はストーリーやポルコの設定そのものが全部違っていたという都市伝説があるようです。
全く別のストーリーやポルコの設定はどんなものだったのか、こちらの記事で解明していますので、ぜひご覧ください。
【紅の豚内部リンク予定】
まとめ
今回は、天空の城ラピュタの都市伝説まとめと、ラストのその後も調査してきました。
天空の城ラピュタの都市伝説については
- 天空の城ラピュタのモデルとなった場所が存在する?→可能性大
- 天空の城ラピュタの元ネタはラーマヤナラ→可能性大
- ピュタ城のモチーフは「ガリバー旅行記」の浮島→本当
- 飛行石は「沙漠の魔王」に登場した宝石が元ネタ→可能性大
- ラピュタの呪文「バルス」の語源はトルコ語かマッドメンのピジン語→可能性あり
- シータの本当の名前に隠された意味がある→本当
- ムスカも王位継承者?→本当
- ラピュタ城からムスカが落ちるシーンがある?→本当
- 未来少年コナンのレプカはムスカの末裔?→本当
- シータはドーラの娘になる予定だった!?→可能性大
- ドーラの息子たちの名前はフランス王の名前が元ネタ?→本当
- ラピュタのロボットと巨神兵は同じ?→違う
- ラピュタのロボットがルパンに出ていた?→デザインは同じだけどロボット自体は違う
- 天空の城ラピュタと不思議の海のナディアは同じ話?→元ネタが未来少年コナンなので似ている話
ということになりました。
そして、天空の城ラピュタのラストシーンのその後については、別バージョンのエンディングが流れたのは本当で
- パズーとシータが抱き合っている
- シータが水牛を連れている
- 凧に乗っているパズーとシータ
- 飛行機に乗ってパズーがシータに会いに行く
このシーンにスタッフロールが流れているというものでした。
ただ、このエンディングはその後を描いたものでないことはスタジオジブリが否定しています。
ジブリが公式に発表しているラストシーンのその後は、小説で描かれていて
- 半年間は一緒に暮らしたが、シータは故郷へ帰った
- 故郷に帰ったシータにパズーは手紙を送り、会いに行く約束をする
ここで終わります。
たくさんの都市伝説がある映画「天空の城ラピュタ」は、それだけ素晴らしい作品ということなのかもしれません。
ぜひ、天空の城ラピュタを観る時に参考にしてみてくださいね。